風邪やインフルエンザが気になる季節、部屋の乾燥対策は欠かせません。
わたしが注目したのは「ウイルス対策に強い加湿器」です。
今回は、UVライトや次亜塩素酸水対応で安心、安全性や手入れのしやすさも重視した、人気加湿器5商品を徹底比較してみました。
リビングや寝室、子供部屋にぴったりの1台を見つけましょう。
加湿器の選び方と注目ポイント
加湿器を選ぶときに、いきなり商品名で比較しがちですが、方式・電気代・除菌・手入れのしやすさを理解しておくと失敗が少なくなります。
単に加湿するだけでなく、安全性や手入れのしやすさ、ウイルス対策機能も重要です。
ここでは、加湿方式やタンク容量、子供部屋での安全性など、選ぶときのポイントをまとめました。
4つの加湿方式の違い(超音波式/スチーム式/気化式/ハイブリッド式とは)
超音波式
水を振動させてミストを噴霧する方式
消費電力が少なく、静音性が高い
ただし雑菌やカビが繁殖しやすいので、お手入れの頻度が重要
子ども部屋や寝室向きの静音モデルが多い
スチーム式(加熱式)
水を加熱して蒸気を発生させる方式
加熱により雑菌を除去するため衛生的
電気代はやや高め
部屋を素早く加湿できる
気化式
フィルターに水を含ませ、ファンで気化させる方式
部屋の湿度に合わせて自動で調整されることが多い
電気代は控えめで安全性も高い
加湿スピードはやや遅め
ハイブリッド式
超音波+加熱式、または気化+加熱式などの組み合わせ
加湿スピードと衛生性のバランスが良い
電気代は中程度
お手入れしやすく、子ども部屋でも安心して使えるモデルが多い
ポイント:ハイブリッド加湿器とは、複数の加湿方式を組み合わせてメリットを最大化したモデルです。
電気代が安い加湿器はどれ?
超音波式や気化式は消費電力が少なく経済的
スチーム式や加熱式は早く加湿できるが電気代は高め
ハイブリッド式は加湿量と電気代のバランスが良い
1時間あたりの目安(家庭用)
方式 消費電力 目安電気代(1時間) 超音波 20〜30W 約0.5〜1円 スチーム 200W前後 約5〜6円 気化 10〜50W 約0.3〜1.5円 ハイブリッド 100〜200W 約2〜4円
お手入れのしやすさ比較(超音波 vs スチーム)
超音波式
フィルターやタンクの水垢をこまめに掃除
カビや雑菌の繁殖に注意
スチーム式・ハイブリッド式
加熱で除菌されるため、タンク掃除は週1回程度
UV除菌付きモデルならさらに安心
ポイント:手入れのしやすさは長く使う上で重要です。
タンクが上部給水型かどうかも確認すると掃除がラクになります。
子ども部屋・寝室で選ぶポイント
静音性:超音波式やハイブリッド式がおすすめ
安全性:スチーム式は熱湯に注意、加熱式モデルは転倒防止機能があるもの
除菌機能:UVライトや高温除菌、次亜塩素酸水対応モデルは安心
空気清浄機能付き:ほこり・花粉も気になる場合は加湿空気清浄機を検討
まとめ:子ども部屋や寝室には「静音」「除菌」「安全」がキーワードです。
今回比較する5つの加湿器(スペック一覧)
ここでは、5つの加湿器 を公平に比較して、特徴を整理します。
「加湿方式」「除菌性能」「対応畳数」「静音性」などを一覧にして、あなたの目的に合ったモデルがすぐわかるようにしました。
主要スペック比較表
| 製品名 | 方式 | タンク 容量 | 対応畳数 | 加湿量 | 除菌 |
| ハイブリッド式加湿器 LH-2210 | ハイブリッド (超音波+加熱) | 9L | ~24畳 | 700〜900mL/h | 5重 (UV・高温・イオン) |
| シャープ KC-S50-W | 気化式 | 2.5L | 木造8畳/プレハブ14畳 | 500mL/h | フィルター+イオン |
| ハイブリッド加湿器 Aqua M1 | ハイブリッド (超音波+加熱) | 5L | ~20畳 | 550mL/h | 4重 (UV・加熱・フィルター等) |
| ハイブリッド加湿器 LP2209B | ハイブリッド (超音波+高温スチーム) | 6L | ~24畳 | 650〜800mL/h | 4重 (UV・高温・イオン) |
| 超音波加湿器 J1 | 超音波式 | 5〜6L | ~16畳 | 280〜350mL/h | 3重 (抗菌フィルター・UV等) |
| 製品名 | 空気清浄 | 次亜塩素酸水 | 上部給水 | 湿度自動 | アロマ | リモコン | 価格帯 |
| ハイブリッド式加湿器 LH-2210 | 簡易イオン | 対応 | あり | あり | 対応 | あり | 7,000〜8,000円 |
| シャープ KC-S50-W | HEPA+脱臭 | 非対応 | なし | あり | 非対応 | なし | 15,000〜20,000円 |
| ハイブリッド加湿器 Aqua M1 | 簡易イオン | 非対応 | あり | あり | 対応 | なし | 5,500〜7,000円 |
| ハイブリッド加湿器 LP2209B | 簡易イオン | 対応 | あり | あり | 対応 | なし | 5,500〜7,000円 |
| 超音波加湿器 J1 | 簡易 | 非対応 | あり | なし | 対応 | なし | 3,000〜4,000円 |
ポイント:タンク容量と加湿量は、部屋の広さや連続稼働時間を考える上で重要です。
各製品の特徴と向いている人
1.ハイブリッド式加湿器 LH-2210
- 大容量で長時間加湿可能
- 高度な除菌機能とUVライトで清潔
- 子ども部屋や広めのリビング向き
2.シャープ KC-S50-W
- 本格的な空気清浄機能付き
- 花粉・PM2.5対応
- リビング中心に、空気清浄を重視する方におすすめ
3.ハイブリッド加湿器 Aqua M1
- 上部給水でお手入れ簡単
- UV除菌で安心
- コスパ重視で、個室や寝室向き
4.ハイブリッド加湿器 LP2209B
- 加湿力と衛生面のバランスが良い
- 次亜塩素酸水対応でウイルス対策も可能
- リビング〜子ども部屋まで幅広く使える
5.超音波加湿器 J1
- 安価で静音、LEDライト付きでおしゃれ
- 小〜中規模部屋向き
- 初めて加湿器を購入する方や、寝室・子ども部屋向け
5製品を公平に比較:目的別おすすめ
加湿器は「何を優先するか(加湿力/電気代/除菌/空気清浄/静音など)」で選ぶべきモデルが変わってきます。
ここでは、よくある 目的別におすすめの加湿器 を整理し、それぞれの用途に最も合う1台を紹介します。
とにかく加湿力重視
ハイブリッド式加湿器 LH-2210
- タンク容量が9 Lと非常に大きいため、連続稼働時間が長く、頻繁に水を足さなくて済む。
- 加湿量700~900 mL/hと高めで、広めの部屋をしっかり潤せる。
- 除菌機能(UV・高温・イオンの5重除菌)が強化されており、衛生面でも安心。
- 次亜塩素酸水対応なので、ウイルス対策/除菌性能を重視しながら大量加湿したい人に適している。
ハイブリッド加湿器 LP2209B
- 6Lのタンク容量は9Lほどではないが、それでもかなり余裕があり、かつ本体サイズも抑えられやすい。
- 加湿量650–800 mL/hで、9Lモデルと同じく強力。
- 4重除菌(UV・高温・イオンなど)と次亜塩素酸水対応で、衛生機能が高い。
- 9Lモデルだと大きすぎる/重過ぎると感じる人には、こちらが最適。
→ 結論:巨大部屋や広いリビングに置くなら9L、でも適度なサイズで高性能+除菌重視なら6Lがベスト。
電気代を抑えたい
超音波加湿器 J1は超音波式で、消費電力が非常に低め(他方式より省エネ)。
静音性も高いため、夜間や就寝中に使っても気になりにくい。
タンク容量が5~6Lあって、そこそこの加湿力を持つが、加湿量は最大で約280〜350 mL/hと控えめ。
コスパ重視かつ運用コストを抑えたい人に非常に向いている。
→ 結論:ランニングコストを重視、電気代をできるだけ抑えたい人はこのモデルが最有力。
除菌性能を重視
ハイブリッド式加湿器 LH-2210
5重除菌(UV・高温・イオンなど)+次亜塩素酸水対応 → 加湿力+衛生性を両立。
ハイブリッド加湿器 LP2209B
4重除菌+次亜塩素酸水対応。9Lほどの大容量が不要な人に。
ハイブリッド加湿器 Aqua M1
UVライト+加熱除菌+フィルターなど4重除菌を備えており、コンパクトながら衛生面が強い。
特に寝室・個室などで、こまめな給水や掃除が苦にならない人にはおすすめ。
→ 結論:除菌重視なら、この3機種が強力。用途や部屋の広さで容量を選べる。
空気清浄も欲しい
シャープ KC-S50-W
- このモデルだけが「加湿+本格的な空気清浄機能(HEPAフィルター+脱臭フィルター)」を持っている。
- 花粉やホコリ、PM2.5などの微粒子をキャッチできるので、アレルギーや空気質を気にする人に特に有用。
- 加湿量は500 mL/hで加湿力は中~高だが、他ハイブリッド機と比べるとやや控えめ。
- タンク容量が2.5 Lと小さめなので、給水頻度は高めだが、空気清浄の利点を考えれば十分なトレードオフ。
→ 結論:空気清浄+加湿を両方求める人、アレルギー・花粉対策を重視したい人にはこれ一択。
寝室・子ども部屋に静かで安心なモデル
超音波加湿器 J1
超音波式の静音性能+低電力+LEDライト付きで、夜間使用や子ども部屋でも快適。
ハイブリッド加湿器 Aqua M1
上部給水で掃除がしやすく、UV除菌により衛生的。
ハイブリッド式のため加湿力も十分。
どちらもリモコンなし/あり・コントロールはシンプルなモデルが多いため、子どもの手が届きにくい構造を選ぶとより安全。
→ 結論:静かさと衛生性、利便性を重視する寝室や子ども部屋向けには、この2台が特におすすめ。
コスパ重視&初めて加湿器を使う人に
初めて加湿器を使う人にとって、価格の安さ+運用コストの低さは大きな魅力。
超音波式でお手入れ頻度はやや高めだが、基本給水・掃除は簡単。
多機能モデルを買うよりも、まずはシンプルに加湿力を感じたい、という人の入門用として最適。
→ 結論:加湿器を初めて買う人、なるべく出費を抑えて試したい人にはこのモデルが最良。
目的別おすすめ
加湿力最重視 → ハイブリッド式加湿器 LH-2210、ハイブリッド加湿器 LP2209B
電気代を抑えたい → 超音波加湿器 J1
除菌性能を重視 → ハイブリッド式加湿器 LH-2210、ハイブリッド加湿器 LP2209B、ハイブリッド加湿器 Aqua M1
空気清浄も欲しい → シャープ KC‑S50‑W
寝室・子ども部屋に最適 → 超音波加湿器 J1、ハイブリッド加湿器 Aqua M1
コスパ&初心者向け → 超音波加湿器 J1
5つの製品レビュー(個別解説)
ハイブリッド式加湿器 LH-2210
特徴・長所
大容量タンク9L:一度給水すれば長時間連続運転が可能で、水の補充回数を減らせます。
加湿量700〜900mL/h:広いリビングや子ども部屋でもしっかり加湿。
除菌性能が強力:UVライト+高温除菌+イオンなど5重除菌で衛生的。
次亜塩素酸水対応:ウイルスや菌の抑制にも対応。
上部給水・アロマ対応:手入れしやすく、香りも楽しめます。
リモコン付き:離れた場所から操作可能。
注意点・短所
本体サイズが大きめで設置スペースが必要。
電気代はハイブリッド式のためやや高め。
他モデルに比べて本体重量があるため、頻繁に移動する用途には不向き。
おすすめの使い方
広めのリビングや、複数人が過ごす部屋で加湿力と衛生面を重視する場合に最適。
子ども部屋でもUV・高温除菌機能で安心して使用可能。
シャープ KC-S50-W(加湿空気清浄機)
特徴・長所
加湿+空気清浄機能:HEPAフィルター+脱臭フィルター搭載で花粉やPM2.5も対応。
プラズマクラスター7000:イオンで空気を浄化。
気化式で安全:熱湯を使わない方式なので子ども部屋でも安心。
湿度自動調整:部屋の湿度に合わせて運転。
注意点・短所
タンク容量2.5Lと小さめで給水回数は多め。
加湿量500mL/hで大きな部屋ではやや物足りない場合がある。
本体価格が15,000〜20,000円と高め。
おすすめの使い方
空気清浄機能を重視したいリビングやアレルギー対策のある家庭向け。
加湿より空気質改善がメインの方に最適。
ハイブリッド加湿器 Aqua M1
特徴・長所
コンパクトながら5Lタンクで個室や寝室に最適。
UVライト付き4重除菌で清潔を保てる。
上部給水式で手入れ簡単。
ハイブリッド式で加湿力と衛生面を両立。
アロマ対応で香りを楽しむことも可能。
注意点・短所
電気代はハイブリッド式のため超音波式よりはやや高め。
リモコンは非搭載。
おすすめの使い方
個室や寝室向き。
衛生面を重視しつつ、手入れのしやすさも重要な人向け。
ハイブリッド加湿器 LP2209B
特徴・長所
6Lタンクで中〜広めの部屋に対応
4重除菌+次亜塩素酸水対応でウイルス対策が可能
上部給水・アロマ対応で手入れ簡単
ハイブリッド式で加湿力も十分
注意点・短所
リモコンは非搭載
9Lモデルほどの超大容量ではないため、非常に広い部屋だと連続稼働時間は短め
おすすめの使い方
リビング〜子ども部屋まで幅広く利用可能。
ウイルス対策もしたいけど、大きすぎるモデルは避けたい場合に最適。
超音波加湿器 J1
特徴・長所
低電力・静音で寝室や子ども部屋向き
5〜6Lタンクで十分な加湿量
3重除菌+LEDライト付きで安全かつおしゃれ
上部給水式で手入れ簡単
注意点・短所
加湿量は280〜350 mL/hと控えめ
湿度自動調整は非搭載
空気清浄機能は簡易のみ
おすすめの使い方
初めて加湿器を使う人や、寝室・子ども部屋向けの静音モデルとして最適。
コスパ重視、運用コストを抑えたい人にもおすすめ。
結論:迷ったらコレを選べばOK
加湿器選びで迷うときは、部屋の広さ・加湿力・除菌性能・電気代・手入れのしやすさのどれを優先するかで選ぶと失敗が少なくなります。
ここでは、用途別に1台を絞ったおすすめを提示します。
広めのリビング・加湿力重視
ハイブリッド式加湿器 LH-2210
大容量タンクで長時間加湿可能
5重除菌+次亜塩素酸水対応で衛生面も安心
広めのリビングや子ども部屋に最適
電気代や運用コストを抑えたい
超音波加湿器 J1
消費電力が低く静音
タンク容量5〜6Lで十分な加湿
コスパ重視で初めて加湿器を使う人にもおすすめ
除菌性能・ウイルス対策重視
ハイブリッド加湿器 LP2209B
4重除菌+次亜塩素酸水対応
中〜広めの部屋で、衛生面を優先したい人向け
空気清浄も同時にしたい
シャープ KC-S50-W
HEPAフィルター+脱臭フィルター搭載
花粉やPM2.5対応で、空気清浄と加湿を両立
寝室・子ども部屋に静かで安全なモデル
ハイブリッド加湿器 Aqua M1 または 超音波加湿器 J1
上部給水でお手入れ簡単
静音・除菌対応で夜間や子ども部屋でも安心
ポイント:
迷ったら「部屋の広さ」と「何を重視するか」を軸に選ぶのが簡単です。
これにより、加湿力・衛生面・コスパのバランスを最適化できます。
FAQ(よくある質問)
Q1:ハイブリッド加湿器とは?
複数の加湿方式(超音波+加熱など)を組み合わせた加湿器のことです。
メリット:加湿力と衛生面を両立しやすく、子ども部屋や寝室でも安心して使えるモデルが多い。
Q2:ハイブリッド加湿器の電気代は高い?
スチーム式や加熱式よりは安いが、超音波式よりはやや高め。
1時間あたり2〜4円前後が目安で、加湿量とタンク容量により変動します。
Q3:加湿器と空気清浄機はどちらを先に買うべき?
部屋の湿度が低く乾燥が気になる場合 → 加湿器
花粉やPM2.5などの空気質改善が目的の場合 → 空気清浄機
両方欲しい場合は、加湿空気清浄機を検討すると1台で対応可能。
Q4:次亜塩素酸水対応とは何が違う?
次亜塩素酸水を加湿水に使用できる機能。
空気中の菌やウイルス抑制に効果があるとされるので、衛生面・ウイルス対策を重視する人におすすめ。
Q5:手入れがラクな加湿器はどれ?
上部給水式でタンクが取り外しやすいモデルは掃除が簡単。
UVライトや加熱除菌機能付きのハイブリッド加湿器は、雑菌やカビの繁殖を抑えやすいです。
例:ハイブリッド式加湿器 LH-2210・ハイブリッド加湿器 LP2209B・ハイブリッド加湿器 Aqua M1・超音波加湿器 J1
まとめ・購入のポイント
用途(リビング/寝室/子供部屋)と設置場所に合わせて選ぶ
ウイルス対策重視なら、UVライト・次亜塩素酸水対応・高温除菌がある製品を選ぶ
手入れの簡単さ・静音性・空気清浄機能も考慮する
比較表やランキングを参考に、自分の目的に合った1台を見つけましょう
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